地球環境塾

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合宿レポート


法学部1年  白石美咲

祖父母の家では私が子どもの頃は炭を焼いていたらしかったが、私自身は生れて初めて炭焼きを体験させていただいた。少々の炭を焼くにも木材を切ったり薪を割ったり火の番をしたりとなかなかに大変だった。
チェーンソーでの間伐作業は「あたるとぐちゃぐちゃに怪我しますから。」と言われ、相当にビビりつつ行った。樹が倒れる様は、細いものでも迫力があり敷かれたら死ぬというのがよくわかった(敷かれそうになった人いたよね)。ペットボトルの前の発表では、「ハイリスクローリターン」という言葉で林業の厳しさが表現されていたけど、その「ハイリスク」の一端を身を持って知ることができたように思う。
水害の原因が山の水源涵養機能の崩壊だと思ったのがきっかけで、それを回復させるため山の団地化や間伐(体験事業)、炭焼きなども始められたとおっしゃっていたが、やはり樹を切り、それをエネルギーとして使うということはこの日本で自然とうまく生きていくための人間の知恵だったのだなと思った。樹を切っても炭を焼いても、需要がなければそれは産業としては持続不可能であり、事実必要なことであっても経済的には公共投資の対象でしかない。しかし、需要があれば産業は持続可能なものとして成り立ち、山の公益的機能は保たれる。大切なことは木をエネルギーとして使っていくということではないかと思った。講座の最初にだいずせんせいが見せてくれた循環図は、少し昔の人々の暮らしでは体現できていたのだなと実感した。
実家も田舎だし山は見慣れていると思っていたが、原生林は私の想像を遥かに超えたものだった。見たこともないほどの巨木が立ち並び、様々な命が共生し、命の尽きた木からまた新たな命が芽生える雄大な自然のサイクルの前に圧倒されるばかりであった。普段、あのような雄大で静謐なサイクルとは無縁であるかのように暮している私たちも、本来はあのサイクルの一部なのだと思った。
奥矢作で指導してくださったみなさん、本当にありがとうございました。

最後に、文理融合のこの講座を受けて、みんな自分の興味・視点からいろんな発表をしていて気づかされることも触発されることも多々あり、本当に私にとっては毎回が楽しみなゼミでした。それと同時に、環境問題はさまざまなジャンルの学問が協力し合って立ち向かわなければならない問題なのだということも感じました。
このゼミがきっかけで環境政策を勉強したいという思いが強まりました。学部での専攻やまだわからないけどその先で、この気持ちを生かせていけたらいいと思います。
だいずせんせい、TAの青山さん、発表指導をしてくれた真さんはじめ丁寧な指導をしてくださった高野研の先輩方、本当にありがとうございました。
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by kan_zyuku | 2009-03-12 21:06 | 合宿~奥矢作森林塾~

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