地球環境塾

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第2回合宿感想文

 伊藤君、小川さん、ハタンさんの立派な合宿レポートの後に書くのは気が引けるのですが……、法学部1年の宇野です。この際みんながあまり書かないようなことも書いてしまおうと思います。もし後輩たちがこれを読んでこのセミナーいいな、と思ってくれたらいうことはありません。
 さて今回の合宿は前回とは打って変わって、東大生も交じって混じって全般的に緊張感が増した気がします。メンバーは先生、T田先輩、M原先輩、I藤君、K岡君、O川さん、K賀さん、モンゴル人留学生のHさん、わたし、そして東京大学の方々です。まだ雪の残る寒い朝に出発しました。途中からは雨も降ってきて、合宿は二連続で悪天候の中の実施となりました。
 最初に行ったのは、前回と同じすげの里です。やはりまきストーブは暖かかったです。途中かまどの酸素を送り込むシーンは圧巻でした。
 次も前回行った福蔵寺?に行き昼食をとりました。ここで東大生と合流。みんな賢そう……。そして高野先生、東大引率の戸田先生のお話を聞いてから地元の人にお話を伺いに行きました。特に印象的だったのは小さいお子さんが二人いた3軒目。「必要があってコンビニに行くのではなく、コンビニがあるから必要がなくても足が自然と向いてしまう。…実際のところコンビニがなくても不自由はしない。」この言葉は物にあふれた世界に無意識にならされている都会人の性質を浮き彫りにしたものです。
 その後は稲武の温泉に行きました。相変わらずM原先輩は長風呂でした。露天風呂では男子トークを繰り広げました。
 そして宿泊場所である板取の家へ。夕食は戸田さんが作ってくださったおでん!いささかおでんに苦戦気味のHさん。わたしは名古屋人なのに初めて味噌をつけておでんを食べました。なかなか美味しかったです。
 食事が終わった後はトランプをしました。Hさんはモンゴルのトランプ遊びを教えてくれました。手持ちのカードが一番早くそろった人がとるポーズをみんなで真似をし、真似するのが一番遅かった人が負けというもの。私が負けて知り文字の罰ゲームを受けました。ああ恥ずかしい(笑) 加えて大富豪。カード交換はなしで2回ビリになった人がスプーンすりきれ一杯のからしを食べるというもの。私はからしをうまく飲み込むコツをつかんだのでよかったのですが、O川さんはそれができずに顔を思い切りしかめていました。ふふふ。
あと黒タイツでトランプをしていたI藤君の姿も面白かった…。
 さて翌日。大寝坊したK岡君を除いて、みんなでゆっくりと朝食をとりました。そののち地元の人が板取の家に来て「木の駅」プロジェクトの説明を始めました。前回の合宿で高野先生から受けた説明とかぶっている部分も多かったですが、やはり「木の駅」プロジェクトはとても興味深かったです。木を運んでくる人、それを買う人、森林の三者がそれぞれ得をする、巧妙な仕組みだと思いました。
 説明が終わった後、車で地元の自然薯畑に向かいました。自然薯のツルには大きなむかごがいっぱいなっていました。順番に地面を掘っていったら自然薯がザクザクと出てきました。大きな自然薯もあれば小さな自然薯もありました。
 たくさん収穫した自然薯を持って板取の家に帰還して昼食の準備開始!自然薯をすり鉢ですりおろしてダシを加えます。それをご飯にドバーッとかけてガバガバ食べました。ちなみに私はご飯5杯分食べました。
 食事が済んで板取の家を撤収し、木の駅プロジェクトの現場へ向かいました。戸田さんたちがエンジン付きの薪割機とチェーンソーを持ってきて、さっそくみんなで薪割を始めました。薪を割るすさまじい音。T田先輩はいささかビビり気味(写真にその顔が写っていました)でした。薪を割っていると芋虫が出てきたのでそれらは一か所にまとめておきました。2時間かけて多くの薪を割り、みんなドッと疲れた模様。そしたら戸田さんが「この芋虫食べる人いる?」すかさず好奇心の強い私が一匹生で食べました。口の中でブシュッとつぶれた瞬間ウヘーッと思いましたがそのうちクリーミーな味わいが口に広がりました。「美味しい!」と私は言いましたが、周りはみんなドン引き……。この孤独感は何だろう…。
 最後に戸田さんが給料としてモリ券を配ってくれて、全員と写真撮影をして合宿の日程は無事終了!みなさんお疲れ様でした。(最後の記念撮影の写真をまだもらっていません。先生、なんらかの形でみんなに配っていただけませんか、お願いします。)
 別れも惜しいのでそのあとそろって笹戸温泉に入りました。労働の後の入浴ほど心地よいものはない…。
 最後に真面目なことを書きます。人間という生き物は自然と離れて暮らすことはできません。名古屋市も瑞穂区以東は戦前まで田んぼなり里山でした。今は宅地開発や区画整理で当時の面影はほぼなくなっていますが、地図をよく眺めたり、古地図と比較してみたりすると自然の痕跡がかすかに見えます。それは偶然残ったものもあれば意図的に人が残したものもあるでしょう。私たちは今ある暮らしを全て捨てて田舎に引っ越すことはできません。田舎に頻繁に行くことも時間的に無理があります。しかしそうした自然とかかわりを持つことによって、私たちは自分らの心の中に自然を感じることができるのではないかと思います。これがこのセミナーを通して自分なりに考えだした私の結論です。
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by kan_zyuku | 2015-02-07 11:20

第二回合宿の感想文

環境学研究科 地球環境科学専攻 特別研究生 オユンチメグ モンゴルハタン

 今回の合宿に参加して、故郷モンゴルの田舎暮らしと現在の日本の田舎暮らしの似ているところと違っているところを感じました。私は遊牧民の家に生まれ育ちました。私が中学生の時に家族は放牧を辞め、農業を営むようになりました。そんな環境に育ったのである程度、田舎暮らしや農業での嬉しさと大変さを感じてきました。大学生になってから田舎から離れてしまい、都市の便利さに慣れています。しかし、今回の合宿の体験で田舎暮らし、人々の繋がりの大切さを改めて考えることが出来ました。
 初日には都市から移住してきた三世帯のお宅訪問をして、直接お話を聞くことが出来ました。上に述べたように私は進学のために田舎を離れています。都市へ出て、その便利さに慣れてから田舎に戻るのはとても難しいのを感じています。自分のような田舎に戻るという選択肢を選べなくて都市に残る若者を多く見てきました。そのように若者が首都に集まるのは日本だけではなくモンゴルでも見られます。
しかし、それと逆に、都市から田舎への流入が起こっていること、しかもその移住者の意見を生で聴くことが出来たのは今回の私にとって一番の良いことでした。三世帯のお宅訪問をしてみて田舎での近代的な暮らし方を見ました。例えば、買い物には思ったほど困難がなく、歩いて行ける距離にコンビニがあり、食料は近くのスーパーでまとめ買い、アマゾンでも買い物出来るところでした。子供の教育の面では、当地域では中学校があり、学校のバスで通えることです。雇用の面では、時々都市に通いながら普段インターネットで仕事している人もいて、今の時代にこそ出来る働き方だと思いました。一言でいえば、田舎は意外と生活に必要なものが近くにあり、便利だという実感です。
 移住者のみなさんから田舎に住むことの良さについて、「お金なくても安心して暮らせる」、「地元の人々の支えの中で生きられる」と言い、この安心感がうまく表現できないと言っていました。それがモンゴルの遊牧民にも共通のことで、みんな貯金してなく、家畜は一回の自然災害で亡くなってしまうなどの生活の危険があるにも関わらずとてものんびりした生活をおくっています。これは生活が目の前に見え、自分たちで実際にものを作っているからこその精神的な安定感だと思いました。この様に、心の安心感を持てる都市暮らしのために社会をどう変えていくかを考える必要があると思います。
 一方で、移住者の方から、子供を大学に行かせなくてもいい(今の暮らしで大学の学費を払う余裕がない、それに準備していない)ということを聞いて、近代の社会では現実的ではないだろうと思いました。難しいと思いますが、これから移住者を受け入れする地域は子供の教育のことをもっと考えていく必要があると思います。
二日目には、旭木の駅プロジェクトの紹介を聞き、その後、実際にプロジェクトの一部である薪づくりを体験しました。まき割りする時、おのを使うのだろうと思っていたら専用の機械を使いました。そんな機械が作られていることは知らなかったです。まき割りの後、給料として地域通貨であるモリ券をもらい、それを使いお土産を買いました。
 木の駅プロジェクト、地域通貨のことを現地で勉強して、これが持続可能な地域活性化の実現の一つの形だと思えました。しかし、旭地区ではこれらの活動の中心となる知識人の戸田さんのような方々、また豊田市からの支援があるからこそ今の成功が見えていると思います。
 今回の合宿で基礎ゼミ学生と東大の学生のみなさんと一緒に楽しい時間を過ごせました。ありがとうございました。
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by kan_zyuku | 2015-02-06 16:12

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