地球環境塾

最終レポート

基礎セミナーを終えて
法学部 1年 南雲裕貴
 
後期の半年間私たちは、言うなれば、農村現場での「身体的学習」と大学での「知的学習」でもって"ESD"や環境問題を考えてきました。この基礎セミナーの課程を終えて、私が学んだことは2つあります。

まず、合宿での経験を通して「社会」というものに対する考え方が広がりました。今まで私が考えていた「社会」というものは、会社や労働者、政府やお金といったものを中心にイメージされていました。しかし、里山で息づく人々の生活や文化を目の当たりにしたことで、たとえ小規模で僻地にあるような場所でも、そこに住む人達にとっては「社会」でありそれは日本社会の一部でもある、と認識するようになりました。またそれに伴い、現在農村地域におこっている過疎化や文化の消滅といった様々な問題も、日本社会の問題であると考えられるようになりました。
 
次に、各メンバーの発表を通し、議論の重要さを知りました。発表後の議論のなかで、自分とは反対の意見を耳にするたびに、一人で勉強する時にはないような刺激を何度も感じました。自分の考えを突き詰めることも大事だと思うのですが、そればっかりでは自分の考えに固執してしまい自身の意見こそ正当であると思い込んでしまう恐れがあります。他人の意見、特に自分とは正反対の意見を聞くことを通して自らの考えを構築する必要があると思いました。
 
農村地区に見られる、今日の諸問題の原因は、戦後の日本の経済成長と不可分に関わっていると考えられます。私たちは、経済成長による恩恵を受けるために、都市地域から離れた弱小な農村地区から「人」という財産を多く動員してきました。将来にわたる経済成長を望むにあたって、それよりも前に、農村社会の危機的状況を打破する必要があります。なぜなら、農村社会が日本社会の一部であるからであり、農村社会における問題は日本社会全体の問題だからです。この解決策を考えるにあたり、対立する意見を踏まえてそれぞれが自分の考えを構築することができれば、物質的にも精神的にもより豊かな日本社会の実現に近づくのではないかと思います。

最後に。
「おかげさまで」の「おかげ」は「お陰」と書けます。これは「他人から受ける利益や恩恵」ということらしいです。「おかげさま」で、私たちは豊かな自然や綺麗な水を享受しながら、生活をすることができています。「おかげさま」であるのはわかっていながら、「御陰様」がどこの誰なのかはあまりはっきりしません。それはあまりにこちらとしては申し訳ないというか、「御陰様」にお礼の一つもできません。なので、私たちは、常に「おかげさま」の気持ちをもって、「御陰様」がどこの誰なのかを考え続ける必要があると思います。それが、「おかげさま」で恩恵を受けている私たちに課された絶対的な使命だと思います。

なんだかよくわからないことを述べてしまったという恥ずかしさを結びとしまして、レポートは以上とさせていただきます。

半年間みなさんおつかれさまでした。そして、ありがとうございました。


[PR]
# by kan_zyuku | 2016-02-10 23:35

最終レポート

こんにちは。情報文化学部の尾崎早織です。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。私はというと、ようやく春休みも始まり、部活・寝る・バイト・寝る・遊ぶ・寝るのサイクルを延々と繰り返しています。これぞ大学生。人生の春を謳歌しています。

そんな話はさておき、以下、最終レポートです。

______________________


 人間は思考する生き物です。暇さえあればくだらないことを考えます。死とは何かとか。これはずっと昔から続く謎であると思います。

 昨年の末、今年の初めと、立て続けに身内の不幸があったおかげで私は間接的に、その「死」というものを経験しましたが、先述の「死とは何か」という問いに対する納得できるような解は見つけられませんでした。ただ分かったことがあるとするならば、普段考えたり言葉にする死のことと、実際に生理現象として死ぬことは全然別物であって、生理現象としての死とは結構汚くてあっけなくて救いがなくてフィジカルなものである・・・ということです。死というものは、やや芳しくない成果のうちの一つに過ぎないと気づきました。なので、哲学者や詩人があらかじめ自分の死を言葉にしておくのはナンセンスでバカっぽいなと感じたので、やめたほうがいいですね。

 とはいうものの、人間はこの古代から続く死にまつわる議論を飽くことなく続けていくのでしょう。膨大な時間をかけ、膨大なエネルギーをそれに費やすのでしょう。そのエネルギーの源は、神々が作りたもうた、今私たちが足を引っ付けている地球です。地球が滅びるが先か(その昔はノストラダムスのなんちゃらだとか言って地球滅亡の日がまことしやかに語られるというようなこともありました。)、人間が滅びるが先かはわかりませんが、人間がこうして思考することのできるこの場所を、人間には守っていく義務があるように思います。日々の暮らしの中でこの地球という賜物の行く末を案じることなくのうのうと生きるのは、あまりに無責任なことではないでしょうか。

 セミナーでも散々触れられました「持続可能な生活・社会の実現」ですが、これが問題となっているという事実は、現段階ではそれが実現できていないという事実の裏返しです。持続性を度外視し、地球をまるで人間の所有物かのように酷使して発展を遂げ、人間の種としての繁栄を築き上げたとしても、その先には何も待っておらず、ただ空っぽになった地球が死ぬのを待つのみです。あれ、なんだかこれ、寄生虫が宿主を食いつぶして殺すのに似ていますね。つまり私たちは地球という宿主に噛り付いてその恩恵を受けている寄生虫に過ぎないのです。そのたかが寄生虫が宿主を殺すとは何たることかって感じですね。しかし、本来ならば人間が寄生虫と同等の存在であるわけがないんです。人間はもっと高次な存在のはずなのです。人間は地球を救う存在でなくてはなりません。その力が人間には備わっているはずです。
 先ほど、現段階ではあらゆるものの持続可能性が実現されていないと述べました。しかし、この問題提起がされている時点で、決して少なくはない人がその問題に対して何らかのアクションを起こさなければならないと感じている事実が存在することが証明されています。みなさんのプレゼンかつ、私の思わず目と耳を塞ぎたくなるような拙いプレゼン(!)でもわかった通り、何せ問題規模が大きくて世界各国を巻き込むようなものばかりなので、行政も簡単には身動きが取れない状況が見受けられます。
 この流れで行くと、じゃあどうしたら良いのか、という話になるわけですが、まあ、簡単に解決できるような問題ならもうすでに誰かが解決しています。解決されていないということはこの問題がそれだけ難しく、慎重に取り組まなければならないものだということす。そして、解決のために残された制限時間はそう長くはないのもまた事実です。
 そこで必要になるのが民間や個人の力であり、結局、その層が草の根レベルで事を進めていくことが大切であるという結論に私は至りました。まずは個人が持続可能な生活を選択することに価値を見出すことが肝要で、それが次第に広く波及し、ついには国をも巻き込むようになることが私の思い描く理想の社会です。理想論にすぎませんが、理想を口にするだけならタダなので。誰も不幸にならないし。


 半期をかけ、一人ひとりのプレゼンを時間をかけてみんなで検討してきました。(皆さまの質の高いプレゼンには思わず感心することも多かったです。どうやったらあんなのできるんですか?教えてください。)そして、各々の心に湧いた疑問点を挙げ、問題点を探り、それによって問題に対する理解が深まり、一つ段階が上がったところから見てみると、そこにはまた新たな疑問点、問題点が浮かび上がってくる…。時には批判的な意見が飛び交うこともありましたが、批判とは上げ足をとって悪口を言うことではありません。批判とは、良い所、悪い所をはっきり見分け、評価・判定することで、それによって解決策や、革新、革命がのぞめるようなもののことを言います。
 このセミナーではそういった批判的な思考の仕方を身に叩き込むことが出来たと思います。証拠に基づく論理的で偏りのない思考、自分の思考過程を意識的に吟味する省察的で熟慮的な思考、より良い思考を行うために目標や文脈に応じて実行される目標指向的な思考を身に付けることは、セミナーで取り上げた食・森林・水・エネルギーなどの問題を考える場面だけではなく、その他日常のあらゆることを考える場面にも応用できると思います。その能力は確実に今後の自分の身を助けることになるでしょう。

________________________


さいごに、半期という短い間でしたが、非常に濃い時間を過ごすことが出来ました。これはひとえにこのセミナーに携わった皆様、高野先生のおかげであります。ありがとうございました。お世話になりました。
[PR]
# by kan_zyuku | 2016-02-10 15:58

最終レポート

 法学部の真野朱音です。半年間お疲れ様でした。
 先生やみんなのおかげで、木曜5限の時間はとても充実した時を過ごすことが出来ました。合宿もとっても楽しかったし、発表も楽しく聞くことができました。ほんと、この授業が受けられてラッキーだったな、と思います。プレゼン力も鍛えていただいたし!
 自分は森林分野に興味があり調べたのですが、"森林の荒廃が外国との政治問題につながっている"ように、芋づる式にいろんなところに問題が広がっていることに気づいたときは、衝撃でした。
 また、他の人の発表で一番衝撃を受けたのが、食糧問題でした。食糧問題は流通、農薬、乱獲など様々な側面から語られましたが、私たちと密接に関係する食べ物が、これだけ多くの問題を抱いているのは衝撃でした。おかげで産地名や種類を確認するなど、スーパーに並べられている食品を穿った見方で見るまでになってしまうようになりました…!食材が作られてから食卓に並べられるまでに、よくわからない過程を通ってきているのは、やっぱり怖い気がしますね。
 合宿ではとれたてのお野菜をあまり手を加えず食べ、「自然に生かされているなぁ」という感じがしました。将来あんな感じでのんびり過ごしたいものです。
 以下、セミナーを通して思った、今の自分の環境問題に対する考えです。

—————————
 半年間の履修を通し考えたことは、政治・経済問題と環境問題の密接な関わりです。
 現在環境問題は理系分野として、「技術革新」による環境問題の解決という視点から語られることが多い気がします。しかし、本来は政治・経済を含めた幅広い視点から語られるべき問題でしょう。
 日本の食料自給率の低さや木材自給率の低さ(すなわち第一次産業全体の自給率の低さ)は、結局のところ関税の自由化に帰結します。そして現行の関税の枠組みは各国の思惑や利害調整の結果出来ているため、第一次産業保護のためとは言え、やすやすと変えれるものでもありません。世界全体が新自由化主義に向かっており、熾烈な価格競争の中に放り出される中で、日本の第一次産業の復興は、今後さらに困難になってくると予想されます。

 そもそも資本主義自体が環境問題を解決するには馴染まない体制だと思います。資本主義では企業はひたすら利潤を増やす方向にエントロピーが働き、また人々は次々に発売される新商品に食いつき、古いものはどんどん捨てられていきます。物を大切に使う精神など、美徳とされてきたものは破壊されていきます。
 指数関数的な生産と消費の爆発の背景にあるのは、ひたすら利潤を求める「資本主義の価値観」に他なりません。その負の側面は「新自由主義的な市場原理主義」により、より過激になっていきます。

 持続可能な社会を作るためには、グローバルな市場のつながりを一旦断ち切り、自給自足形経済に戻す必要があります。それは、現代の世界の流れと逆行する動きですし、現実的とは言えないかもしれません。しかし、このままでは資源が枯渇するという展望がすでに見えている中で、今のままの経済を続ける方が、「現実」に反しているのではないか、とも思います。
 何も体制そのものを変えなくても、既存の枠組み内で、市場から離れて生きることも可能です。授業の最初に教えていただいた「20アンペア生活」などはまさにその例。また、東栄町での暮らしは、これからの一つの暮らし方のモデルとなるかもしれません。東栄町の暮らしは、市場経済を基準としてみると自己完結的な生き方です。しかし、人間の作り出した枠組みを超えてみると、そうした自己完結的な生き方こそが地球と直接繋がっており、人間だけの「完結」に終わらない生き方ではないか、と思います。

 当面政治的な障壁が乗り越えられないとすると、そうした生き方に個人個人が価値を見出し、生き方を転換していくしかありません。
 今は「Uターン」だけでなく、都市部を離れ農村生活を求める「Iターン」者も増えています。大量消費社会から持続可能な社会へのパラダイムシフトは、少しずつではあるものの、確実に進んでいると思います。
ただし、そうした今までと逆ベクトルの働きが、今も世界中で増大し続ける消費・生産活動を抑えることが出来るのかというと、難しいでしょう。世界規模の環境問題対策は、やはり現行の世界体制のままでは進められそうにありません。
 そうかと言っても、「共産主義を導入しよう」という訳には無論(!)いきません。結局は、持続可能な生活に個々人が「豊かさ」を感じて、選択をしていくしかないのではないのでしょうか。
 今ある資源が枯渇したら、いつかライフスタイルの転換を迫られる時が来ます。(うなぎやマグロではありませんが)無くなってから対策するのでは、あまりにも遅いでしょう。
——————

 と、アンチ資本主義的な構想を語ってしまいましたが…
 わたしは資本主義の賜物であるコンビニのチキンが大好きですし、肉まんも大好きですし、資本主義からは脱却できそうにありません。環境問題はつくづく難しいなぁ、と思います。
 結論を出すには、環境問題はあまりにも深すぎる問題です。ただ、この基セミで問題を考える上での基本的な姿勢を鍛えていただいたことは確かです。外面的な情報に左右されず、事実や背景を考える重要さ、そして情報を選択する力を叩き込んでいただきました。今後はそうした観点から環境問題を捉えるようにしたいものです。
 最後に、このセミナーを支えてくださったみなさん、高野先生、ありがとうございました。
[PR]
# by kan_zyuku | 2016-02-08 23:57

最終レポート

 法学部1年の戸田顕光です。2月となり、この基礎セミナーも終わりを迎えました。最終レポートです。「持続可能な暮らし」をテーマに学んできましたが、自分は何を得たのでしょうか。
 
 自己紹介に始まり、10月には東栄町で合宿をしました。メンバー間の親睦を深め、山間地での暮らしを体験し、人とのつながりや自給自足など、様々なことを学べた非常に価値ある合宿でした。合宿で学んだことについての詳細は合宿レポートで書いたのでここでは割愛し、合宿後の学習について述べようと思います。
 それぞれがテーマを1つ考え、それについて調べたことを発表しました。自分は、「食料自給率」について調べることにしました。なぜかというと、毎日のニュースを見て興味があっただけでなく、自分の持っている基礎知識が活かされやすく、発表の筋道をたてやすいと思ったからです。後に苦労することとなるのも知らずに……。
 1回目の発表では調査不足と勉強不足と構成力不足が三位一体となり、見事自分の発表は酷いものとなりました。先生から次の発表でやり直すよう言われ、何とかしようと頑張ったのはいい思い出です。もう政府統計と資料とを見比べて内容理解に苦しむのはこりごりです……。
 
 ここまでは思い出話で、本題に入ろうと思います。食料自給率について調べていく中で、関連があるTPPについても調べました。TPPに参加した今、日本の食料自給率を上げることは難しいのではないか。発表においてそんな考えに至りましたが、とりあえず政府の方針について知識不足な自分がとやかく言うのは置いといて、自分の調べた内容と「持続可能な暮らし」とがどう関連していくのか考えたいと思います。
 「持続可能な暮らし」とは衣食住が確保されていることが前提条件だと思います。食料自給率について考えることはすなわち、衣食住のうち「食」について考えることです。「食」を確保すること、つまり食料安全保障を考えるうえで、食料自給率向上とTPPは密接に関わっています。「食」の分野に関して言えば、食料自給率向上への取り組みにしろ、TPPへの参加にしろ、いかにして食料を安定供給するかという問題に対する解決策の1つであることに変わりはないのではないでしょうか。供給元について国内に重きを置いているのが前者で、海外が後者である、そう自分は考えています。食料自給率、そしてTPPは政治的・歴史的な背景が色濃い複雑な問題なので、いったいどうすればいいのか結論を出すことはできません。「日本での持続可能な暮らし」について言うならば、どちらも間違ってはいないと思います。「食」を確保できればひとまず飢えることはないからです。しかし、世界に目を向けるとそうはいかなくなります。地球温暖化、生物多様性、貧困と格差、各国の思惑など、様々な要素が複雑に絡んでいるため、単に目先の「食」問題解決だけを優先していては、いずれ自分たちの生活は行き詰まるかもしれません。「持続可能な暮らし」が問題になるということは、行き詰まることが前提とされているのですが。
 
 何にせよ、自分がこの基礎セミナーで得たものとは、「つながり」です。人と人とのつながりや、物事の各要素間のつながりなど、すべては複雑につながりあっているのです。だから、何かについて考えるときは、直接結論を出すのではなく、関連する要素のことまで考えなければならない。そんなに考えたらきりがなくなるかもしれませんが、どこまで考えるかはそれぞれが判断しましょう。情報の取捨選択も必要な技能です。当たり前のことかもしれませんが、その重要性が身体に叩き込まれた基礎セミナーとなりました。この基礎セミナーに関わった皆様、どうもありがとうございました。
[PR]
# by kan_zyuku | 2016-02-08 23:04

合宿レポート

理学部  吉田健太

合宿中やその後に度々、農村と都会を対比していくなかで、「(生活の)豊かさ」とはなんなのかという話題が挙がった。
僕の考える「豊かさ」は、youtubeのキャッチフレーズではないが、「好きなことをして生きていく」ことだ。

都会で生きていくということは、多くの場合、会社で働いて、その給料で働いた分以上の体験を積み上げようということ。時には給料のためと割りきって耐え難きを耐えなければならないかもしれない。

その生活を批判するつもりはないし、おそらく僕の行く末もそうなることだろう。会社で働くことには、個人レベルでも、国家レベルでも大きな意味があるのだから。

自分の好きなことをすればいいと思うが、なにも都会だけにその機会が限定されているわけではない。選択肢の一つに「農村」があれば素敵だと思える合宿だった。
[PR]
# by kan_zyuku | 2015-11-02 22:58 | 合宿@東栄町

合宿レポート




東栄町。



愛知県の東端に位置するこの町で、私が最も感じたのは一体何だっただろうか。それは、共同作業の楽しさであり、町を想う人々の熱い思いであり、都会とのあらゆる面における差異であり、『豊かさ』であったのだが、それらは私の一体何を変えたのだろうか。


合宿の反省の時、私は勿論他の方々も頻りに『豊かさ』という言葉を使い、自分の率直な気持ちを述べていたが、合宿の全ての行程を終え、東栄町をあとにした私は『豊かさ』という曖昧な言葉の輪郭を見失ってしまったような感覚に陥った。

豊かさとは何なのか?
私は自分が「これは豊かさってやつだ!」と思えるような事があるのなら、それが豊かさってやつなのだと思う。

東栄町は確かに豊かだった。また、名古屋も確かに豊かである。地球上には他にも色々な豊かさがあって、人々の心を、体を満たす。
しかし、それらは必ずしも同じものではなくて、そして、どれが良いとか悪いとかそういう類のものでもない。結局のところ、どんなものを求め、選ぶのかという話なわけで、その決定権は自分にある。

では、私が求める豊かさとは何なのか?
結論はまだ出ていない。だが、今回の合宿は少なからずその選択に影響を与えるような経験だったと思う。将来、東栄町で感じたような豊かさを選ばなかったとしても、この先何かに行き詰った時に、何かの手掛かりたりうるような経験だったと思う。そういう何かだったと思うのだ。


情文1年 尾崎早織

[PR]
# by kan_zyuku | 2015-11-02 22:37 | 合宿@東栄町

合宿で感じたこと

1泊2日の合宿でたくさんの経験をしました。どの経験も楽しかったし、心の糧にも知の糧にもなったと思います。まず、原さんのお宅に入ったとき、どこか懐かしさを感じ、まるで今までに何回か原さんのお宅に入ったような感覚がありました。とても不思議でした。原さん宅の、私たちを迎えてくれる温かさは、田舎ならではだと感じました。料理もとてもおいしくて、素材の味がして、「原さんが育てた野菜の味」がしました。「自分が掘ったさつまいも」も、「金城さんやみんなとつくった食事」も特別においしく、野菜本来の味が本当にわかりました。作っている人がわかる、材料が作られている地域を知っているということが、食べ物をさらにおいしくしているということが分かりました。食べ物が安全、安心、新鮮であると認識することが、さらに料理のスパイスになり、残さず食べようと思えるようになるのだと、合宿でしみじみ感じました。


 お話を伺った方たちはみんな、町おこしに最前線で奮起されている方達で、とってもかっこいいと思いました。町おこしのさまざまな工夫を、村の自然や文化をのこしたいと実際に運動している方達から聞けたことは、以前から町おこしなどをメディアでみて興味を持っていた私にとって大変感激するものでありとても勉強になりました。町おこしの事業を立ち上げる前も立ち上げてからも、苦労や思い通りにならないことがたくさんあったと思います。お話を伺っているとき、私は以前、大学推薦入試の面接試験の際に、面接官から「あなたが町おこしの事業をやりたいとしても、反対する人たちは少なからずいるでしょう。そのときあなたはどうやってその人達を納得させますか。」というような感じのことを質問されたことを思い出しました。私は当時、話の意味は分かるけどどうしてそのようなことを聞いてきたか理解できませんでした。合宿のお話で行政も地域の人たちもみんなが協調すること、一緒にやることが大事であるということが大事であると学び、改めてその質問について考えることができました。


 「本当の豊かさ」とは何かについて考えました。私は合宿を通して本当の豊さとは心の豊かさなのではないのかと思いました。星がきれいなこと、山並みがきれいなこと、農作業の大変なこと、達成感、食べ物が特別においしいことなどたった1泊2日でたくさんの感情を学びました。1日中twitterやLINEをさわっている私を含め現代の若者たちは、はたして心が豊かなのだろうか、いや豊かではないなと感じました。都会が便利だ、豊かだと思っている固定観念をもう一度考え直し、田舎で得た心が豊かであるという感覚を、忘れたくないと思います。  
                  経済学部 山口 綾穂
[PR]
# by kan_zyuku | 2015-11-02 12:38

持続的なブログです。
by kan_zyuku
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

最新のコメント

レポート提出お疲れ様でし..
by TA原 at 22:57
何時のどこ行きのバスに乗..
by TA原 at 14:54
わかりました
by 山田 at 23:05
阿部君 参加の件了解し..
by TA原 at 22:54
基セミの合宿に参加できる..
by 阿部 真也 at 17:42
はじめまして★ブログ拝見..
by 広角機動体 at 18:35

ファン

ブログジャンル

画像一覧

イラスト:まるめな